◆2011年フィールド日誌


12月30日(晴れ) 昨日に続き郊外を散策する。 標高200m弱の小高い丘の斜面にウラナミシジミ♂を見る。カメラを構えたとたんに飛び去る。翅の破損もそれほどでもなく、あと数日は生き延びられそうである。〔兵庫県東播磨〕

12月29日(晴れ) 年末年始休暇で兵庫自宅で過ごす。 気温が上昇した昼前から近くを回る。 南向きの畑に植えてあるザボンにナミアゲハの幼虫を見る。 よれよれガリガリのしなびた幼虫が葉に糸を綴っていた。蛹化の準備なら枝のはずなのに、なぜ葉の上なのか?である。いずれにしろこれからの寒さに間もなく命は尽きるであろう。 畑の脇の草むらからキチョウが飛び出す。この気温の中では以外に元気に飛翔する。舞い降りた田んぼの地面から吸水するのを見る。〔兵庫県東播磨〕

12月25日(晴れ時々曇り) ここ数日、真冬並みに冷え込んでいる。 朝7時半、午前11時半と2回に分けて横浜自宅周辺を歩く。 今日も富士山が綺麗に見える。 センダングサの種に捕われたアカネ(トンボ)死亡個体を発見、しかも同じところに2頭。どうすればこのようなシチュエーションになるのか疑問は尽きない。 三週連続で鶴見川の南向きの土手にチョウを探す。さすがにこの寒さでは見られないかと思っていてが、何の何の、ベニシジミを確認する。この様子なら年を越すのでは?!と思えてしまう。〔横浜市〕

12月18日(快晴) 朝は相当冷え込んだが、陽射しは暖かい。 午前10時、横浜自宅周辺を回る。 南向きの土手にヒメアカタテハの産卵行動を見る。 ベニシジミ♀は新鮮、飛び立ったところをすかさずボロ♂が追い駆け、交尾を迫る。メスは盛んに翅を震わせ拒否の姿勢を貫く。 セイヨウタンポポの花で吸蜜するモンキチョウ♂を見る。 センダングサの残り花にウラナミシジミを見る。 モンシロチョウ、ヤマトシジミには出遭わず。〔横浜市〕

12月11日(快晴) 午前9時半から横浜の自宅周辺を歩く。 鶴見川堤防にチョウが多い。まず現れたのはウラナミシジミ。 気温が上がるとベニシジミ、ヤマトシジミの活動が盛んになる。 ヨモギに産卵するヒメアカタテハを見る。 センダングサで吸蜜していたのはモンシロチョウ。 ビルの隙間に真っ白に雪をかぶった富士山を見る。何とかチョウとのツーショットの撮影を試みるが、両方ともが小さすぎてうまくいかない。 森林公園ではモミジの紅葉が真っ盛り。 キタテハ、ムラサキシジミを見る。〔横浜市〕

12月4日(快晴) 友人の車で早朝から房総半島を目指す。 快晴かつ、北西の風が強い冬型の気圧配置は当にルーミス日和? 途中、海ほたるから見る東京湾は絶景!白波のなか、遠くは富士山、筑波山、スカイツリーも良く見える。 現地着8時半。 陽が当り始めると樹冠から舞い降りてくる。 しかしムラサキシジミも多い。 葉の上だけでなく地表にもとまり、静かに翅を広げる。 途中から撮影を飛翔に切り替えるがさすがにこちらは難しい。 正午を過ぎるとピタッと活動を停止する。 その他はアカタテハを見るのみ。 午後1時撤収。〔千葉県〕

11月27日(晴れのち曇り) 気温が上がった11時過ぎから近くを回る。 ベニシジミ、ヤマトシジミはまだ元気に飛び回っている。 柿の果樹園にキタテハを見る。 植栽のアラカシの周囲をムラサキシジミが飛ぶ。落ち着かない様子でなかなか翅を広げてくれない。 23日にあれほど見かけたクロコノマは今日は1頭も見ない。気温は充分上がっているのに・・・。 遊歩道脇に生えるエノキの幼木の根元に越冬中のアカボシゴマダラ幼虫を見る。緑色ではなく、木の幹の色に同じく薄茶色。 別の幼木では葉にとまるまだ緑色の幼虫を見かける。 今日一番の驚きは活きたアブラゼミ♀に出遭ったこと!さすがに飛べず、地面でバタついていた。あと数日で12月だと言うのにどうしたことだろう。〔横浜市〕

11月23日(晴れのち曇り) 好天に誘われて朝7時半から自宅周辺を歩く。 気温が上がり始めるとチョウの活動も活発化。 ウラギンシジミ、モンキチョウ、ヒメアカタテハ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミを見る。 森の中ではクロコノマがバタバタと飛び立つ。地面にとまると落ち葉と同化して、容易に見つけられない。〔横浜市〕

11月20日(晴れ) 年賀状用の写真撮影のため朝5時起床で但馬に向かう。 午前8時撮影終了、ただちに南下、チョウの撮影に切り替える。 ツメレンゲの花は終了、時を同じくクロツバメはまったく見かけない。 アザミの残り花で蜜を吸うのはアカタテハ。 更に南下する。 南向きの暖かい斜面に咲くシロバナセンダングサに多くのチョウが集まっている。一つの花株にモンシロチョウ4頭、ウラナミシジミ5〜6頭、イチモンジセセリ3頭、キチョウ5〜6頭、周囲にヒメアカタテハ、キタテハ、ベニシジミ、ヤマトシジミも見かける。 この時期めぼしいチョウはいなくて、いわゆる“駄チョウ”ばかりだが、それはそれでなかなか風情あり。撮影の練習には最適の時期。〔兵庫県東播磨〕

11月13日(晴れ) 友人の車で夜明け前から房総半島へ向かう。 現地着午前8時。 陽が差し始めた高所をチラチラとルーミスが舞う。 今日は“楽勝”と思いきや・・・、いつまで経っても降りて来ず。そのうちに厚い雲が広がり始め、一斉に活動を休止する。 待つこと1時間半、ようやく晴れ間が安定するが、それでも降りて来ない。 正午前からやっと撮影できるところまで降りてくる。 じっくり撮影したいところだが今日はどの個体も落ち着かず、開翅を始めてもすぐに飛び立ってしまう。越冬態勢に入っている個体は確認できず。 ムラサキシジミも混じるが色と大きさが違うため、飛翔中でも同定は容易。 午後2時撤収。〔千葉県〕

11月3日(曇り) 兵庫で過ごす休日。 天気はイマイチだが近郊を回る。 シルビアは今が盛期、多くの個体が発生している。 翅表がヤマトにそっくりのオスを発見、裏面をじっくり見ればやはりシルビアであった。 フワフワ飛ぶメスグロヒョウモンを見る。一旦とまるが敏感で近寄らせてくれない。 アカタテハ、ヒメアカタテハ、ツマグロヒョウモン、ウラギンシジミを見る。〔兵庫県播磨〕

10月30日(晴れのち曇り) 横浜の自宅周辺の森を歩く。 南向き斜面の土手にヤマトシジミが群れている。一年を通じてこの時期が最盛期か。 各地でルリタテハを見る。 薄暗い林床にクロコノマチョウが多い。時に7〜8頭かたまっている箇所がある。何に魅せられて集まっているのか確認できず。今日一日で30〜40頭は出遭った感じ。うち1頭、前翅がU字に欠けた羽化不全個体であった。 ムラサキシジミの日光浴を見る。綺麗なオスをじっくり時間をかけて撮影する。 ウラギンシジミ、ヒメアカタテハ、アカタテハを見る。〔横浜市〕

10月29日(快晴) この時期の行動開始時間としてはやや早いが、朝7時発で神奈川県三浦半島に向かう。 主目的はチョウの撮影とは異なるが、三浦半島南部各地を歩く。 噂には聞いていたがこれほどダイコン畑・キャベツ畑が広大だとは思ってもみなかった。 さすがに神奈川県随一の温暖の地、ヤブニッケイやマテバシイ、サンゴジュがいたるところに生えている。 城ケ島南斜面の植生も興味がわく。 ウラナミシジミ、モンシロチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミを各地で見る。〔神奈川県三浦市〕

10月23日(曇り時々晴れ) 自宅朝9時半で今日も北に向かう。北に向かうにつれ陽は隠れ、次第に小雨が降り始める。 ツメレンゲの花穂は伸び、開花の真っ盛り。でもこの天気ではクロツバメは飛ばない。 ツメレンゲの花、プラス、クロツを狙うが2時間待っても天気は回復せず。 撮影を断念し一路播磨に戻る。 コスモス畑にホウジャクの飛翔を「時間をかけて撮影する。〔兵庫県播磨各地〕

10月22日(晴れ時々曇り) 仕事の都合で週末は兵庫県で過ごす。 兵庫ウスイロヒョウモンモドキの保全活動のため朝から但馬へ向かう。 今日の作業はオミナエシの苗の植え付け。久しぶりの農作業に汗だく、わずか2時間の作業でヘトヘト、疲労困憊となる。実に情けない!一息入れて午後はトランセクトポールの片付け。 紅葉の始まる但馬の高原にさわやかな秋風が吹き抜けていく。 オオウラギンスジヒョウモン♀は大いに破損している。〔兵庫県但馬〕

10月10日(晴れのち曇り) ここまで来てシャッターチャンス無しとは!ということでどうしても諦めきれず、昨晩は急遽現地泊り。今日も9時過ぎから飛来を待つ。 午後1時まで粘るも今日も現れず、残念!午後1時半撤収、帰りは3連休の渋滞に巻き込まれクタクタ・ヘロヘロで帰宅する。〔四国某所〕

10月9日(晴れのち曇り) 昨日のリベンジ、場所を変え、未明3時自宅発で四国に向かう。 友人からの情報を頼りに向かったのは四国の山奥のまたその奥。 9時半現地着。ヒサマツ♀が吸水にやってくると言われている沢でテリを張る。気温、日射ともまずまず、「今日はもらった!」感が増す。 気温の上昇とともにムラサキシジミ、ムラサキツバメが飛来する。 ついにゼフ♀が降りてくる。しかし同定不可能ほどの超ボロ個体。そっと近寄り注意深く確認するとキリシマミドリのメスであった。この時期まで生き残っていることに驚く。頑張って吸水していたが、とにかく動きが鈍く、余命1日といった感じ。岩の上にできた小さな水たまりに落ちて溺れる始末。2時間後、最後の力を振り絞って、樹冠へと舞い上がった。 正午を過ぎると雲が広がり始める。 吸水シーンは諦め、ウラジロガシを丹念に見て回る。 0時50分、ついにウラジロガシの枝の周囲をチラチラ飛ぶゼフ♀らしいチョウを発見。周囲には新芽も多く、たぶんヒサマツの産卵行動であろう。シャッターチャンス無し、従って種の同定できず。 午後2時、撤収。〔四国某所〕

10月8日(晴れ時々曇り) この時期恒例の探索、朝から兵庫県北部へ。 狙いはズバリ、ヒサマツミドリ♀の産卵シーンである。数年前一度だけ目撃した地点へ向かう。絶好のコンディションに期待が膨らむ。しかし女神はほほ笑まず!3時間粘るも空振り。また来年である。 アカタテハを見る。〔兵庫県但馬〕

10月2日(晴れ時々曇り) 仕事の都合で週末は兵庫で過ごす。県北部は終日曇りの天気予報を信じ、今日は自宅周辺を回る。 いつもの池の土手のアザミにウラギンスジヒョウモンを見る。翅の破損位置から個体識別したところ、ここに集まっていたのは計4頭と見た。ヒヨドリバナよりアザミを好むようだ。 撮影地を移動する。 石垣のツメレンゲはまだ見開花。クロツバメも端境期のためか数は少ない。 ソバ畑の上を飛ぶメスグロヒョウモン♀を見る。飛翔は緩やか。 山裾のヒヨドリバナに多くのメスグロヒョウモン♂が集まっている。この時期、オスは大きく破損していることが多いが、メスの破損程度は比較的小さい。同じ花にはホタルガ、マドガが集まる。〔兵庫県播磨各地〕

9月25日(曇りのち晴れ) 神戸からの友人を案内し、各地を回る。狙いはアカボシゴマダラ。 大磯、藤沢、平塚と各地を回るが、気温が低く、まったく見かけない。 ミカン畑の脇道でセイボウ(青蜂)を見る。ミズヒキやコセンダングサから離れない。蜜を吸っているのか、花粉を食しているのか判断できず。宝石のように美しい昆虫である。 優雅に飛ぶナガサキアゲハ♀を見る。 撮影地を変える。 自宅近くのいつもの公園でようやくアカボシに出遭う。台風の影響か、1週間前に比べ数が激減している。それでも産卵中のメス、クヌギの樹冠を飛ぶオスを見る。〔神奈川県内各地〕

9月23日(曇り時々雨、午後晴れ) 朝5時起床、友人の車で山梨へ向かう。昨夜の天気予報は大外れで、厚い雲が広がり次第に雨が降り出す始末、これではチョウは活動しない。 2日前の台風の爪痕が各地に残っている。川の水量は多く、あちこちで濁流が渦巻いている。雨の中、河川敷内の堤防の下草にクロツバメシジミを見る。気温は低く、まったく飛べない。ツメレンゲの花穂は伸びていいるもののまだ花は付けていない。 撮影地を移動する。 午後ようやく晴れ間が広がり始める。 川沿いの草地にミヤマシジミを見る。オス、メスとも新鮮な個体が多い。気温が上がると翅を開き始め、更に飛び始める。日光浴を好む場所は地表の落ち葉の上。吸蜜源はイタドリ、たまにコセンダングサ。約2時間じっくり撮影する。 最後に訪ねたのも河川敷内の堤防。ここではクロツバメがポツポツ飛んでいる。風が強まるにつれ、風を避けて堤防裏の草地に降りてくる。 1頭のみシルビアが混じる。 午後3時撤収。〔山梨県各地〕

9月19日(晴れ) 朝早く兵庫県発で午前中に横浜宅に戻る。 昼前から近くの自然公園を回る。キバナコスモスの花株の周囲を飛ぶのは夏眠明けのメスグロヒョウモン♂か? エノキの幼木にアカボシゴマダラの卵を見る。産卵初期はグリーン、孵化間近はグレー。クヌギの大木の周囲を多くのアカボシが舞う。歩道上で求愛行動を確認する。クヌギの”樹液食堂”に集まっているのはノコギリクワガタのペア(交尾中)とアカボシ。“食堂”が小さく腹をすかしたアカボシ2頭が場所が空くのを狙っている。蚊に刺されながらじっくり撮影する。〔横浜市〕

9月18日(曇・晴・雨) 3連休の中日、台風の影響で不安定な天気が続く。 北海道の友人と共に早朝から但馬へ。 高原の草地、ツマグロキチョウは夏型&秋型が入り混じって飛んでいる。夏型と秋型の交尾を確認。夏型が上、秋型が下の繋がった状態で飛ぶ。兵庫県の蝶類生態資料本では9月は夏型・秋型が常に混飛していることから普通に見られる生態かもしれない。 撮影終了後一気に南下する。 クロツバメ生息地では多くの個体が群れている。ツメレンゲの花穂は伸びているものの開花は始まっていない。 晴れ、曇り、雨と目まぐるしく変わる天気のなか、咲き始めたヒガンバナで吸蜜するミヤマカラスアゲハ、クロアゲハを見る。 梅の苔むした枝にとまる新鮮なアカタテハは格好の被写体。 更に南下。 まだウラギンスジは眠りから覚めていない。ヒヨドリバナで吸蜜するメスグロヒョウモン♂を見る。〔兵庫県内各地〕 

9月11日(晴れ) 久しぶりにフィールドへ。 この時期恒例のギフチョウ生息地の環境整備、ということで仲間と下草刈りに汗を流す。活動の成果かヒメカンアオイの株は年々大きくなってはいるが、逆にギフチョウ成虫の目撃が減少しているのはちょっと心配である。 活動終了後、午後はひとりで各地を回る。 公園のアベリアで吸蜜していたのはカラスとクロのアゲハ。どちらも超破損個体。 雑木林の陽だまりでテリを張っていたのは夏眠明けのメスグロヒョウモン♂。 畔に生えるユリ科ネギ属の白い花(名前が分かりません)で多くのキアゲハが吸蜜している。 各地でウラギンシジミの活動が盛ん。〔兵庫県東播磨〕

8月19日(曇り一時雨) 家にじっとしていても仕方がないのでフィールドへ出る。今日は撮影練習一本、望遠でのイチモンジセセリの飛翔狙い。さすがにセセリ、1250分の1のシャッタースピードでもしっかり止められない。やっと調子が出てきたと思ったところへ、黒雲が接近、大慌てで撤収する。〔兵庫県東播磨〕

8月18日(曇り一時雨) 天気が安定しない中、西播磨へ向かう。 民家の庭先のブッドレアにチョウが集まっている。 カラスアゲハ♀、夏型キタテハ、アカタテハなど吸蜜に忙しい。 渓谷の中、コンクリートの劣化箇所にミヤマカラスアゲハ♂が集まっている。計6頭。吸っては排出とポンピングを繰り返している。排出の間隔は2〜3秒。 テリ張り中のスミナガシを見る。〔兵庫県西播磨〕

8月17日(曇り時々晴れ) 県北部の高原を回る。 今日の目的はウスイロヒョウモンモドキの幼虫調査。 真夏でもオオウラギンスジ、ウラギン、ミドリの各ヒョウモンは活動している。 山頂ではキアゲハの大競演、5〜6頭がテリを張り、あちこちで追い駆け合っている。 ミヤマチャバネセセリのススキへの産卵を見る。このメス、巨大!アオバセセリを一回り小さくした程の大きさである。 ウルシの白い花で蜜を吸うアオバセセリを見る。 リョウブの花で吸蜜するのはアカタテハ、ヒメキマダラヒカゲ、オオウラギンスジヒョウモン、ミヤマカラスアゲハなど。 ススキ草原にホシチャバネセセリを見る。発生初期から約1ヶ月も経過しているこの時期、当然ながら鱗粉はほとんどはげ落ちている。 本日2箇所、計4回もスキバホウジャク(蛾)を目撃する。これまで数年に一度しか見かけなかったのに。〔兵庫県但馬〕 

8月15日(曇りのち晴れ) 朝4時自宅発、途中1時間の仮眠をはさみ、6時半但馬の山頂着。 リョウブの花で蜜を吸うのはアオバセセリ。 夜露に濡れた下草をたたいているとポツポツとゼフ♀が飛び出す。飛び立っても近くにとまらないためシャッターチャンスはたったの1回のみ。アイノミドリであった。たぶん他の個体もすべてアイノであろう。 撮影地を変える。 渓谷沿いのオニグルミにオナガシジミを見る。普通ここまで破損しないだろうと思うほど超ボロ個体。 更に長躯、遠距離移動する。 次にやってきたのは岡山市内、狙いはミカドアゲハ。生息地を2箇所回るが、飛んでいるのはアオスジアゲハばかり。 友人のアドバイス通りミカドは5月後半でないと撮影は無理か?熱中症になる前に撤収する。〔兵庫県、岡山県〕

8月14日(晴れ) 今日から1週間の夏休み。 兵庫に戻っている。 朝7時の電車で兵庫・大阪の北部県境を目指す。JR、能勢電鉄を乗り継いで妙見山麓へ。 狙いはクロヒカゲモドキ、時期的には遅いが何とかなるだろうと思っていたが、まったく姿なし。 午前中で諦め撤収する。〔兵庫・大阪〕

8月1日(晴れ)仕事前の時間を利用して、早朝から郊外の公園に向かう。 公園の中にぽっかり開いたスポットに多くのチョウが集まっている。 下草には多数のカラスシジミとオナガシジミがとまっている。 一つの葉にカラスとオナガがとまり、おまけにオナガは開翅というシーンに出遭う。 同じく下草にとまっていたゼフメスはエゾか?超クローズアップで撮影する。 メスアカミドリがテリを張り始める。約2週間前から現れていたらしいので、この時期のボロは仕方のないところ。 オオムサラキ、雲の巣に捕われたアカシジミを見る。〔北海道〕

7月31日(霧のち晴れ) 北海道2日目、朝6時発で一路オホーツク方面へ。 狙いはカラフトセセリ。事前情報が少なく、地図を見て当てずっぽうに牧草地を探す。気温は14度と低く、低い雲というか霧というか、どんより曇った空が広がる。ずぶ濡れになりながら延々と下草を見ていく。探すこと約1時間、ようやく友人が発見、下草のヨモギにとまっていた。思った以上に小さく、地味なセセリである。気温が低くまったく活動できない。このチョウ、聞くところによれば元々はロシア産、それが北米に渡り、さらに北米から輸入した牧草に付いて北海道へやってきたとのこと。北海道では駆除すべき昆虫に指定されているらしいが、牧草に殺虫剤を散布するわけにはいかないため駆除は難しいだろう。午前9時、薄日が差し、気温が上がり始めると開翅を始める。翅表はオレンジの単色で小さいながらなかなか美しい。 カラフトセセリ撮影中に現れたのは新鮮なオオヒカゲ。個体の大きさは鈴鹿産に同じ。 撮影地を移動する。 車で移動中、フロントガラスにバンバン当ってくるのはミヤマカラスアゲハ。交通事故に遭って道に落ちているミヤマの数は半端ではない。破損の程度はともかく、こまめに拾っていけば100頭くらいすぐ確保できそうである。 次にやってきたのは1か月前に同じ林道。 多いのはミドリ、メスグロ、ギンボシの各ヒョウモンやクジャクなど、ホソバは大きく数を減らしている。 獣糞に群がるのは多数のコムラサキ、20頭くらいはいそうである。 崖を飛ぶベニヒカゲを見るが撮影チャンスなし。 林道を飛ぶ小さなセセリはコキマダラ。関西産に比べ半分くらいしかない。 新鮮なコヒオドシを見る。 ジョウザンシジミ(夏型)は姿を見せず。 オオイチモンジは見かけず。 更に撮影地を変える。 次にやってきたのはスキー場。 クサフジの周囲を飛ぶエゾヒメシロチョウを見る。クサフジで吸蜜する以外はずっと飛んでいる。 ヒメジオンに多数のカラスシジミが集まっている。「なんやコレ!この数は!」と言うのが正直な感想。よく見ればハルニレの大木から続々降りてくる一方で、吸蜜後の個体は続々と舞い上がって行く。鮮度は様々。 木陰で静かに翅を開くオオムラサキを見る。小さく黄色のメスであった。 オニグルムの葉にとまるのはオナガシジミ。 最後に訪ねたのは今年オオムラサキが大発生したポイント。最盛期を過ぎたとは言え、エゾエノキの樹冠を3つ4つと舞っている。午後4時を過ぎるとゼフが飛び始める。同定できたのはオナガシジミのみ。 午後5時撤収 〔北海道〕

7月30日(曇り) 週明けの仕事の都合に合わせ、この日から北海道へ移動する。日本海に面したカシワ林着は午後1時。 しかし雲厚く飛ぶチョウはいない。それでも低木を丹念に見ていくとあちこちにキタアカシジミがとまっている。残念がらどれもこれも大スレか大ボロ。鮮度を気にせず片っ端から撮影していく。 ウラジロミドリもオスもメスもボロばかり。 ハヤシのメスは比較的新鮮。オスには出遭わず。 午後2時更に暗くなると樹冠を多数のゼフが飛び。飛び方から察するにたぶんウラジロミドリか。午後3時カシワ林を撤収し、友人と合流し今日の宿の旭川に向かう。〔北海道〕

7月18日(曇り) 遅めの出発でミヤマシロ生息地へ。密漁防止のパトロールが徹底していて心強い。ここのところまったく雨が降っていないためお目当ての集団吸水は見られず。ショウマやバイカウツギでの吸蜜を見る。飛翔は極めて緩やか、あちこちで優雅に舞っている。交尾中のペアにも出遭う。地面に置いた白いビニール袋に執着する個体を確認する。 フタスジ、ミドリヒョウモン、コヒョウモン多い。 ここで最も困ったのがアブの多さ。常に10頭以上のアブにまとわりつかれ、攻撃にさらされる。ハエタタキを持ちながらの撮影を余儀なくされる。腹立ちまぎれで真剣にたたき落とすとわずか数分で数十頭退治できてしまう。本日、3時間でたたき落とした数は1000頭以上か。それでも手の甲に4箇所、ズボンの裾から侵入されて4箇所、計8箇所もやられてしまう。午後1時雲が厚くなり撤収。〔長野県〕

7月17日(晴れ) 前夜から長野県入り。朝3時起床、友人とともに高原のカシワ林に向かう。朝6時着、すでに陽は高く、気温も高く、撮影者は多い。高枝をたたく。一番多いのはウラジロミドリ、次にハヤシミドリ。ウラジロミドリは新鮮からやや欠けまでさまざま。♂♀見かける比率はほぼ同じ。ハヤシ♂には出遭えず。ウラミスジもわずかにいるようだ。兵庫県産に比べ、ウラジロ、ハヤシ、ウラミスジともほぼ同じ大きさか若干小さいか? 昼前に移動する。 次にやってきたのは標高1000mの高原。駐車場わきの草地にミヤマチャバネ、スジボソヤマキを見る。お目当てのコヒョウモンモドキはわずかにオカトラノオで吸蜜していた1♀を見るのみ。 更に撮影地を移動する。 観光地に隣接する広大な高原湿地を訪ねる。 ナミヒョウモンはポツポツ飛んでいるが、友人曰く、例年に比べ少ない、とのこと。同じくコヒョウモンモドキは数年前まで湧くように発生していたとのことだが、今日はわずかに20頭程度しか見かけない。激減著しいようだ。ヒョウモンモドキ、ウスイロヒョウモンモドキに続き心配である。 ヒメシジミ、アサマシジミ、アカセセリ、コキマダラセセリを見る。〔長野県〕

7月10日(晴れ) 週明け月曜日の仕事の都合で急遽、兵庫県へ。 一旦自宅に戻った後、正午過ぎからオオムラサキのテリトリーポイントに向かう。先週とは打って変わってカンカン照り、真夏の青空が広がる。 午後3時4分、最初のオスが飛来する。一週間前に比べややスレているか?近くを飛ぶいろいろなものに反応しスクランブルをかける。今日確認したのは、ナミアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、オニヤンマ?、ヒメアカタテハ、アカタテハなど。一旦スクランブル発進したあと、帰る途中で追尾の相手を変えることも多い。ナミアゲハを追って行ったはずが、いつの間にかツバメを追い駆けていたりする。テリ張りポイントは尾根筋に複数ある模様。10分に一度くらいしか戻ってこない。飛翔スピードは速く、ツバメにも充分ついて行ける。ただし、バタバタと猛烈に羽ばたいているようだ。テリトリーに戻るときは滑空することが多い。飛翔中の小回りの能力も高い。追尾相手がブッシュのなかに逃げ込んでも難なく追いかける。本日のような強い日差しのなかのテリ張りでは、開翅することは少なく、逆に日蔭のとまると開翅することが多い。午後6時、戻る回数が減ったのを機に撤収する。〔兵庫県播磨〕

7月9日(曇りのち雨) 早朝から友人の車で富士山の裾野へ。 クロシジミは新鮮からボロまでさまざま。とんでもないボロメスがいるかと思えば、超新鮮のオスまで混じっている。成虫は6月半ばからダラダラ発生していると思われる。オスの開翅を狙うが雲厚く、メスのように簡単には開いてくれない。 オオウラギンスジヒョウモン♂新鮮。活発に飛び回っている。 午後2時過ぎ、天気は急速に悪化。カシワ林に到着するころには小雨まじりの霧の中、次第に雨が強まり止む無く撤収。〔静岡県・山梨県〕

7月3日(曇りのち雨、のち曇り) 朝4時起床で今日も但馬に向かう。ポイント着朝7時。 すでにアイノの卍が始まっている。地上すれすれまで降りてきて、しかも延々と続いている。大急ぎでカメラをセットするが、結果は失敗。焦ると良くない!地上5mくらいの高さの枝にアイノばかり5〜6頭テリを張っている。卍や追尾が目まぐるしい。よく観察していると、卍を好む個体と追尾を好む個体がいるようだ。音もなく金緑色が朝日にキラキラ輝くのを見ると心が躍る。しかし被写体が遠過ぎてシャッターチャンスはほとんどない。 午前9時活動が弱まる。 撮影地を変える。 ヒサマツ超有名ポイントには多くの人が集まっている。明らかにヒサマツより人の方が多い。カメラマン&採集者が入り乱れ各所に陣取っている。 個人的には好まない、出来ればご遠慮願いたい光景である。 兵庫県内で約10年ぶりにオオミドリ♂に出遭えたことが唯一の成果か。 雲が厚くなり始めた正午過ぎ、真っ先にこの地を離れ大急ぎで南下する。午後4時播磨の小ピーク着。友人からの情報通り、オオムラサキがテリを張っている。ヒメアカタテハを追いかけるのならまだしも、高速で飛ぶツバメを盛んに追いかけるのには驚いた。目の前1mをバタバタ・ビュンビュン通過する。テリ張り箇所に帰ってくる際、どこから戻ってくるか予想がつかないため、視覚で捉えるより、聴覚で捉える方が正確である。ときに構えたカメラのレンズを攻撃するためか、私の汗に興味を示したのか、2度3度と手の甲にアタックしてくる。ハラハラドキドキの1時間半、ヒサマツ狂騒よりはるかに楽しい一日の締めくくりとなる。〔兵庫県但馬・播磨〕

7月2日(くもり) この週末も仕事の関係で兵庫で過ごす。 本来なら朝3時起床でアイノの飛翔を狙うところだが、前夜の深酒のため、7時に目覚める体たらく。 大急ぎで但馬に向かう。 ポイント着10時、即撮影の準備に入る。天気は薄曇り。 11時半、お目当てのヒサマツが現れる。しかし、テリ張り場所は30mも向う、遠目にもキラキラ耀いているのが分かる。時間の経過とともにテリ張り場所が近付いてくる。12時半、ついに目の前2mのところにとまり始める。ややスレ個体、鮮度はイマイチだがこの時期なら仕方がない。翅表は見る角度によって色が変わる。ちなみに真横からブルーとなる。雲が厚くなり、照度が低下すると活動を休止するが、少しでも明るくなると再び飛び始める。 午後2時過ぎ、見慣れないゼフが飛来、鮮やかな紫色の翅表をチラチラさせながらわずか1m先を飛ぶ。ヒサマツ♀!どこかにとまれ!と念じるが願いはむなしくまもなく飛び去る。 午後4時、間近にとまる回数が減ったのを機に撤収する。〔兵庫県但馬〕

6月24日〜6月27日 昨年に続き北海道遠征。*日付に従い、下から上へお読みください。

6月27日(晴れのち曇り) 北海道遠征の最終日。今日はゆっくり目の出発。 まずは3日前のリンゴ生息地へ。すでに気温が高いため、スモモの樹冠を活発に飛び回っている。瞬間的に卍になったり、追尾したりと忙しい。当にカラスシジミそっくりの生態である。活動に疲れると下草に降りてくることもある。じっくり観察すると後翅縁のオレンジがかすかに覗く。メスは不活発。飛翔撮影を試みるがこれは難しい!一時間じっくり撮影する。 撮影地を移動する。 次に訪ねたのは川べりの草地。同定できない花が咲き乱れている。ここでのお目当てはカバイロシジミ。探索すること30分、ようやく発見。しかし止まらず延々飛び続ける。一度のチャンスもなく飛び去られてしまう。次に個体を探す。ようやく友人が動きの鈍いオスを発見、下草で見事な開翅を見せてくれる。時間をかけてじっくり撮影する。やや羽化不全ながら新鮮なメスにも遭遇、クサフジへの産卵を確認する。 午後3時、今回の遠征のすべての撮影を終え帰路に就く。〔北海道〕

6月26日(晴れのち曇り、のち晴れ) 朝5時起床、昨晩の天気予報は晴れ、満を持して大雪山に登る。朝6時、登山口の駐車場着。雪渓を二つ三つと越えながら次第に高度を上げる。しかし、登るにつれて雲が広がってくる。目的地着、午前7時。空一面の雲、おまけに風強く、寒さに震える。気温は10℃以下。これほどの天気の悪化を予想しなかったため防寒着を持参せず。悔やんでも後の祭り。ゴミ袋に首と腕を出す穴をあけ、即席ウインドブレーカーをはおり、風の弱い窪地にうずくまり天候の回復を待つ。午前9時半、ようやく雲が切れ始める。午前10時、まず飛び出したのはアサヒヒョウモン。でもアッと言う間に風に流されていく。間をおかずウスバキチョウが現れる。晴れ間が続くようになると地面から湧くように数を増す。しかしひとたび陽が陰ると一斉に活動を休止する。風が強まっても舞い降り、地面を這って花から花へ移動する。吸蜜源はイワウメ。黄色のオスばかりではなく、ときに黒っぽいメスも混じる。オスに比べメスの飛翔は緩やか。遠目ながらメスの産卵行動を目撃する。オスにはスレ個体も混じっていることから発生は相当前からのようだ。 アサヒヒョウモンは見かける数は多いがなかなか止まらない。従って撮影チャンスは少ない。たとえ止まっても草陰が多く、スカッとファインダーにおさまってくれない。 ダイセツタカネヒカゲ新鮮。真黒なオスであった。カメラを構えたが間に合わず、撮影失敗。 カラフトルリシジミも出ていたようだが個人的には確認できず。 以上、昼食の時間もあわただしく4時間半ぶっ通し撮影しまくる。それでもまだ消化不良!まだまだ撮影したい。あと2日間くらいじっくり撮影したいところである。午後2時半、後ろ髪惹かれる思いで下山する。 宿に戻るまでの1時間、ジョウザンシジミ第2弾の撮影の行う。〔北海道〕

6月25日(曇りのち晴れ) 天気予報によれば、昨日に比べ若干気温は上昇するが、それでもまだ寒い、とのこと。大雪登山はあきらめ、晴れの確率の高い帯広方面に向かう。 午前9時、天気は晴れ、気温12℃。林道に多くのチョウが舞い始める。サカハチとともに一回り小さいアカマダラも飛ぶ。 時を同じくしてカラフトタカネキマダラセセリも現れる。ハエのような大きさと色合いである。昨年の北海道は7月後半だったため時期すでに遅く、ただの1頭も出遭わなかっただけに喜びもひとしおである。交尾ペアも現れ、時間をかけて撮影する。 ホソバヒョウモン多い。新鮮。 道路わきの切通しの斜面を飛ぶのはシロオビヒメヒカゲ。これまた新鮮。近縁のヒメヒカゲとは生息環境が大きく違っている。 越冬明けのキベリタテハを見る。縁の黄色は白く色あせ、“シロベリタテハ”状態。 エゾスジグロシロチョウ多い。本州のスジグロシロに比べふたまわり小さく、関連な印象。 次に訪ねたのは伐採地。ここでも多くのチョウに出遭う。腰までの草地をズンズン進んでいくとギンボシヒョウモンが飛び出す。新鮮。 チャマダラセセリはスレていた。 コミスジ新鮮。白線太く、一見別種のような印象を与える。 ギンイチモンジセセリ新鮮。 青い翅表のツバメシジミ♀を見る。 更に移動する。 スキー場の草地にシロオビヒメヒカゲが群れている。スレから新鮮までさまざま。 ミヤマカラスアゲハの飛翔を見る。 更に移動する。 シラカバ林の縁で羽を休めていたのはヒメウスバシロチョウ。ウスバシロと大きさは同じだが、さらに白い。 植栽のマーガレットで吸蜜するカラフトタカネのメスを見る。 更に移動し、本日2か所目の伐採地を訪ねる。ようやくカラフトヒョウモンに出遭う。産卵中のメス。ここでは同じようなヒョウモンが多く、てっきりカラフトかと思っていたところ、カラフトは1頭だけ、あとはすべてホソバであった。ここで思わぬサプライズ!ことの詳細は別の機会に発表することで皆合意。 本日の締めは林道わきの崖。狙い通りジョウザンシジミに出遭う。スレから新鮮までさまざま。陽が差すと盛んに開翅する。V字になる瞬間、斜め前方からみるとゼフのようにブルーに耀く。 陽が陰った午後5時半撤収する。〔北海道〕

6月24日(雨のち曇り) 前日夜遅く札幌入り。外気の冷たさに驚く。 朝9時、今回同行の4人が合流し、小雨の中フィールドへ向かう。まずは日本海に面した防風林のカシワ林へ。沿岸に沿って見事な林が広がっている。たたき出そうにもいかんせん風が強い。成果が期待できず、即中止。早々にカシワ系ゼフをあきらめ東へ向かう。 次に訪ねたのは民間の自然観察公園。ケージのなかに放たれたカラスアゲハを見る。野外は気温低く飛ぶチョウはいない。 更に移動する。 風はますます強くなる。 畑の土手に生えるスモモの樹をたたく。「引力」が足らないのか“リンゴ”は落ちてこない。下草を丹念に見ていく。ようやく1頭発見する。気温は10℃そこそこしかないためか動かず(動けず)。それでもあまりに近寄りすぎるとモゾモゾ動きだし、よろよろ飛び立つ。しかし、わずかに数メートル移動するのがやっと。これ幸いと時間をかけて撮影する。夕刻ロッジ入り。〔北海道〕

6月19日(雨のち曇り、昼前時々晴れ、午後は雨) 今週も週末は兵庫で。 久しぶりに早朝から但馬に向かう。 数日前の豪雨で山は荒れている。見かけるチョウも少なく、わずかにイチモンジチョウ、アサマイチモンジ、アサギマダラが飛んでいる程度。 ゼフは見かけない。 ブナの枝をたたき、ようやく1頭、フジが飛び出す。とまったところが遠く撮影できず。 午後雨宿りで時間をつぶし、ウラクロの活動を待つ。午後3時ようやく活動を始める。狙いはオスの開翅、しかし一度も開翅せず。狙いを飛翔に切り替えるが、被写体と背景のコントラストがきつ過ぎて、撮影はムチャクチャ難しい。真っ白な翅表を適正露出で撮影しようとすれば、背景は間っ暗闇、背景を少しでも表現しようとすれば、被写体は白トビ確実。2時間粘って1枚も満足できる写真なし。 今日ひとつ気になったのは道端の草がことごとく食べられていること。たぶん猛烈に鹿が増えているのだろう。心配である。〔但馬〕

6月12日(雲りのち雨) 朝5時起きで昨日のナラガシワ林へ急ぐ。 夜露に濡れたナラガシワの枝をたたくとゼフが飛び出す。本来なら落ちてくるところだが、今日は気温が高いためか樹冠へ舞い上がるばかり。 ようやく1頭舞い降りる。そっと近寄れば新鮮なウラジロミドリ♂であった。カメラを構えた瞬間、ふらふら舞い上がり二度と降りてこず。 更に一頭舞い降りる。今度はヒロオビ♂。曇り空では開翅は難しいところだが、突然薄日が差し始めると同時に開翅を始める。陽射しが強ければ開翅時間はわずかだが、今日は陽射しが弱いため20分間も続いた。途中、ヒメウラナミジャノメが飛来し、盛んにヒロオビを攻撃するのを確認する。 下草にキラッと光るのは羽化不全のウラジロの♂、本種はメスもオスも羽化不全がやたら多いように感じる。自然状態でも2割程度は羽化不全がいるような気がする。 雲が厚くなった午前8時、撤収する。〔西播磨〕

6月11日(雨のち曇り、午後時々晴れ) この週末も兵庫県で。 遠方からの撮影仲間を案内して播磨各地を回る。 まずは保全活動中のヒメヒカゲ生息地へ。雨のあとでびしょびしょに濡れながら撮影する。ウラナミジャノメも数を増している。 西播磨へ移動。最初に訪ねたナラガシワ林では何も姿を見せず。キマダラモドキも見かけず。 次に訪ねたナラガシワ林でようやくヒロオビに出遭う。新鮮なメス、羽化直後か活動は鈍い。 樹冠にとまるゼフを望遠レンズで確認すればウラジロミドリであった。〔播磨各地〕

6月5日(曇り) 仕事の都合で週末は兵庫で過ごす。 早朝からこの時期恒例のヒメヒカゲ生息調査を行う。 詳しい結果について、この場での明らかにすることはできないが、細々と代をつないでいる生息地ばかりである。採集を控えていただくよう切に希望する次第である。 新鮮はヒオドシを各地で見る。 ウラナミジャノメは新鮮。 今年第一化のテングを見る。〔東播磨各地〕

5月22日(晴れのち曇り、雨) 昨日の疲れが残っている中、自宅周辺の公園を散策する。 雑木林は緑濃く、もはや初夏の装い。 イチモンジチョウが盛んに飛び回っている。こちらのイチモンジは関西産に比べ一回り小さい。同じように小さいのは、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲなど。 樹冠で舞うアカボシゴマダラを見る。白い個体が多く、一瞬、「あれ何?・・・」。 望遠で飛翔を狙う。写した画像をその場でチェックしたところ、アカボシではなく、ゴマダラチョウが混じっていた。産卵中のアカボシ♀を見る。 本日目撃したその他全種、ナミアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロ、スジグロシロ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、キタテハ(夏型)、コミスジ、コジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、イチモンジセセリ。〔横浜市〕

5月21日(晴れ) 午前2時半起き、3時自宅発で北アルプスへ向かう。8時半ポイント着。 昨年の同時期と残雪の具合はほぼ同じ、でもお目当てのクモマツマキは現れない。正午まで粘るが結局姿を見せず。 越冬明けのキベリ、アカ、シー、クジャクの各タテハを見るのみ。 場所を変える。 ようやくクモマツマキ登場、崖に咲くスミレで吸蜜を繰り返す。飛翔シーンを中心に2時間撮影する。 帰路、オオルリシジミを飼育、公開している公園を訪ねる。まだ発生の初期らしく、オス1頭のみ。ハルジオンやアザミ、ユキヤナギの残り花での吸蜜を見る。午後5時、ねぐらはやはりクララの葉の上だった。〔北アルプス、長野県〕

5月15日(晴れ) この時期恒例、早朝から「加古川の里山・ギフチョウ・ネット」の活動、ギフチョウの幼虫調査に参加する。日頃から手入れしているヒメカンアオイ自生地を回る。それこそ絨毯のようにヒメカンアオイは一面に広がっているのに肝心の幼虫の食痕がみつからない。数年前なら1000頭以上の幼虫が簡単に見つかったのに今日は唯の1頭も見つからない。 昨年、今年と春先の気温が低く、見かけるギフチョウ成虫の数が激減しているのに明らかに連動している。生息地は広く、一斉に絶滅したとは思えないが来シーズンが心配である。 県中央部高標高地の田んぼの畦にウスバシロを見る。発生の初期らしくまだ数は少ない。グミの白い花で長い時間吸蜜する。 更に移動する。 クロツバメシジミは第1化の終盤、メスは盛んに産卵していた。ツメレンゲの葉には卵が多い。 更に移動する。 ヒメヒカゲ生息地の草原でヒメヒカゲの幼虫を探す。完璧な保護色のため、探し慣れないと見つけられないが、ひとたびコツを掴むと幼虫探しは容易。例年に比べ、この時期の幼虫としてはやや小さいか?〔兵庫県各地〕

5月8日(晴れ) 昨日とは打って変わっての好天。朝7時、横浜自宅発。 小ピークにあるツツジ公園を目指す。 アクセス途中の森の中でコジャノメ♂を見る。 山頂公園の植栽のツツジに入れ替わり立ち替わりでアゲハがやってくる。もっとも数が多いのはカラスアゲハ♂、他にナミアゲハ、キアゲハ、ジャコウアゲハ、モンキアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、アオスジアゲハ、クロアゲハといったところか。黒系アゲハの撮影は露出の設定がが難しい。しかも今日も飛翔オンリーの撮影のため、例によってスカ写真の山となる。 越冬明けのヒオドシはまだ生き残っている。 正午前から気温がグングン上昇、アゲハがツツジに来なくなったのを機に下山する。 低地でナガサキアゲハを見る。〔神奈川県南部〕

5月5日(晴れ)横浜へ戻るルートをオール新幹線ではなく、名古屋から中央線に変更、塩尻途中下車でヒメ様の撮影に向かう。 午前10時ポイント着、林道の陽だまりにフワフワ飛んでいる。オスはボロから新鮮なものまでさまざま、メスはすべて新鮮。 200mm望遠でやや遠目から飛翔を狙う。しかし“スカ”写真の山、30回に1回もまともに写らない。 1時間、連射で撮影しまくっても残した画像はわずか4カット。 飛翔撮影は終了。 林床のスミレで吸蜜する新鮮なメスを追う。白く極めて美麗。しかし地べたにとまってはこれまた“絵”にならない。 キブシの花で吸蜜するのは越冬明けのキベリとシー。背景がスカッと写せると気分が晴れる。 午後から、欲を出して各地を回るがこれがまったく裏目、何も撮影できず。午後8時横浜自宅着。〔長野県〕

5月4日(晴れ) 午前9時からフィールドに出る。 ギフ♀の産卵シーン撮影のため、ここぞと思うヒメカンアオイの株の周囲を綺麗に整え、200mm望遠レンズを装着、三脚をセット、椅子にすわり準備万端でメスの登場をじっと待つ。 待つこと2時間、しかし現れず。残念!また来年である。 午後から郊外各地を回る。 レンゲ畑にモンキチョウ飛翔を追う。目の前を通過するシーンの撮影は至難、被写界深度はわずか数センチ、相当のスピードで通過する被写体を、105mmで押さえようというのが基本的に無理か。ターゲットを動きの少ない求愛飛翔中のペアに変更、執念深く追う。写った写真を見てびっくり仰天!黄色や白色ではなく、オレンジ色のメスが捉えられていた。保育社の原色日本蝶類生態図鑑で調べてみると、秋型のオレンジ色のメスの記述があり、いることは確かなようだ。 ジャコウアゲハ初見、ただし見かけるのはすべてオス。 カラスアゲハ初見。新鮮な真っ青のオス。 コミスジ新鮮。〔兵庫県南部〕

4月30日(曇り時々晴れ、のち雨) まさか昨日のようなことはないだろうと、天気予報を信じ、今日も但馬に向かう。 午前9時着。 昨日に比べ暖かいが、それでも曇っている時間が長い。 わずかな晴れ間にギフが飛び出す。新鮮なオス。 充分な撮影時間もなく飛び去る。 再び厚い雲の下。 午後からますます雲が厚くなり、雨が降り出すしまつ。 残雪から察するにここ数年のなかで、一番季節の巡りが遅いようである。〔兵庫県北部〕

4月29日(曇り時々晴れ、のち雨) 連休前半は兵庫で過ごす。 早朝から県北部に向かう。 今年は残雪が多い。時々雲が切れ晴れ間が広がるが、気温は低く、風は強い。これではギフは飛ばない。 それでも2時間粘る。止む無く11時に切り上げ、一気に南下、播磨に戻る。 雑木林のヒメカンアオイ自生地で産卵行動中のギフ♀を見る。 オスもボロながらメスを探すため、地面近くを必死で飛び回っている。 見かけるメスはどの個体も目立った破損はないが色あせている。 午後3時撤収。〔兵庫県北部、南部〕

4月24日(晴れのち曇り) 早朝から、前から行ってみたかった世界遺産、日光東照宮へ向かう。 一連の観光施設を廻った後、チョウ撮影のため郊外を散策する。 標高が高いためか下界より2週間程度季節のめぐりが遅いように感じる。 快晴の正午なのに、飛ぶチョウは全くいない。 林道に入り1時間、ようやくスギタニルリを見る。明るい林道を低く飛ぶオスを集中して撮影する。 雲が出始めた午後2時、早々に撤収する。〔栃木県日光市〕 

4月23日(雨)悪天候のため野外での撮影は無理と判断し、多摩動物公園昆虫館で南国のチョウの撮影練習。 今日確認したのは、オオゴマダラ、キタキチョウ?、タイワンキチョウ、ツマベニチョウ、カバタテハ、タテハモドキ、ツマムラサキマダラ、リュウキュウアサギマダラ、アサギマダラ、イシガケチョウ、ナミアゲハ、キアゲハ、シロオビアゲハ、ナガサキアゲハ、ベニモンアゲハ、ジャコウアゲハ、カラスアゲハ、ヤマトシジミ、スジグロシロチョウ、モンシロチョウ、スジグロカバマダラといったところ。カラスアゲハのメスを集中的に撮影する。〔東京都〕

4月16日、17日(2日とも晴れ時々曇り) 2日間ともギフ飛翔を狙う。 例年に比べ明らかに発生個体数は少ない。 とは言いながら何とかギフのテリ場にカメラを設置し、コバノミツバツツジの花先にピントを合せ、ひたすら待つ。 2日間でシャッターを押した回数は1000回以上。 撮影の隙間にその場でチェック、スカ写真をドンドン捨てていく。 ここのギフは気が荒いのか、ナミアゲハより飛翔能力は劣るのに、常に追い駆ける方に回っている。 16日、ヒメカンアオイ自生地で前翅、後翅とも左側を根元から喪失した新鮮なオスを見る。もちろん飛ぶことはできない。たぶん鳥にやられたのであろう。 羽化中のミヤマセセリ♀を見る。 17日、撮影は正午で切り上げ、急いで横浜へ戻る。〔兵庫県東播磨〕

4月10日(晴れ) 午前8時半から小ピークに陣取り、ギフが現れるのを待つ。 9時半、ナミアゲハが舞い始める。遅れること30分、ようやくギフが姿を見せる。新鮮。ナミアゲハと戦うが、追いかけるのはギフの方が多いようだ。 今日は200o望遠+置きピン一本で飛翔を狙う。 予想できたこととは言え見事にスカ写真の山!約2時間、連射モードで数百カット撮影しても写っていたのは数枚程度。 正午になるとピタッと姿を消してしまう。 撮影地を移動する。 次に狙うはコツバメ飛翔。こちらもギフ以上のスカ写真の山。むなしくバッテリーのみを消耗する。 午後3時さらに撮影地を変える。 ヒメカンアオイ自生地の明るい林床に数頭のギフが舞う。どの個体も新鮮。うち変わった斑紋を追い駆け撮影する。〔兵庫県東播磨〕 

4月9日(曇りのち晴れ) 今週も仕事の都合で週末は兵庫。 午前9時ころから急速に天気が回復すると予想していたのに晴れ間が広がったのは正午前。 陽射しが安定しだすとキアゲハが飛び出す。サクラでの吸蜜を見る。 コツバメの追尾飛翔盛ん。 ミヤマセセリ多い。 本日のお目当ては当然ギフ。北海道から友人が来ていることもあって各地を回るが姿を見せず。 ピークにいるのはナミアゲハとルリシジミ、ボロのヒオドシばかり。 午後1時半、ヒメカンアオイ自生地でようやくギフ♂に出遭う。羽化直後らしく、飛翔は弱く、飛び立ってもすぐ落ち葉の上に舞い降りる。よく見ればやや羽化不全のようであった。〔兵庫県東播磨〕

4月3日(曇りのち晴れ) 仕事の都合で週末から兵庫に帰っている。 外は寒くチョウは期待できないが、それでも近郊の山々を散策する。 案の定、飛ぶチョウの姿はない。 尾根筋のコバノミツバツツジの枝にとまるルリシジミを発見、これで何とか撮影NULLは免れる。 午後2時過ぎ、ようやくベニシジミ、モンシロチョウを見る。 ヒサカキの開花は今が最盛期。 コバノミツバツツジやシハイスミレ、マスミレ、ショウジョウバカマの開花始まる。〔兵庫県東播磨〕

3月27日(晴れ時々曇り) 天気は良いが外に出ると肌寒い。 午前11時から近くの公園を散策する。 気温が低いためかチョウをはじめとしてムシの活動は低調。 南向きの雑木林の林床にタチツボスミレを見る。撮影中にビロードツリアブが飛来、熱心に蜜を吸い始める。 マンサクの花期は終了、キブシやユキヤナギの開花始まる。 一瞬、黒いチョウ影が目前をよぎるが同定できず。大きさから想像するにたぶんムラサキツバメであろう。〔横浜市〕

3月19日(晴れ) 仕事の都合で週末は兵庫で過ごす。 3連休初日の今日のみ好天とのこと。 午前10時からマイフィールドを廻る。 雑木林の中の小ピークにテリを張るヒオドシを見る。毎年この時期この場所では確実に本種に出遭う。耳のそばを通過するときバタバタと羽ばたき音を聞く。 コナラ林に越冬明けテングチョウを見る。 キタテハ、ルリタテハを各地で見る。 別の小ピークでアカタテハを見る。しばらくして飛来したのはルリシジミ。初見。 梅林にモンキチョウ多い。 毎年真っ先に現れる南向きの斜面を訪ねるがミヤマセセリは姿を見せず。〔兵庫県東播磨〕

3月13日(晴れ) テレビでは地震と津波のニュースを流している。1995年の阪神淡路大震災の悪夢のような体験が昨日のことのようによみがえる。 ラジオを片手に鶴見川の堤防を歩く。 越冬明けキタテハ多い。求愛行動を見る。 モンシロ初見、セイヨウタンポポでの吸蜜を確認する。 川の水面を流れるように白いチョウが飛ぶ。やや黄緑色がかった大きな個体。よくよく見ればナミアゲハであった。 飛翔中を証拠として撮影する。 昼をはさみ公園へ移動する。 ヤツデの葉で日向ぼっこするムラサキシジミを見る。 クヌギの幹にとまりテリを張るのはルリタテハ。 花を見つけることは出来なかったが、微かにヒサカキの芳香を感じる。〔横浜市〕

3月5日(晴れのち曇り) 午前10時からフィールドを歩く。 気温は15度近くまで上がっているようだが陽射しが弱く、ポカポカ陽気とはならない。 ウメは満開、モモやアセビ、庭先のジンチョウゲの開花始まる。2時間半歩くがチョウには出遭わず。〔横浜市〕

2月27日(晴れ) 天気予報は「曇」ながら、外れ、朝から雲ひとつない青空が広がる。 昨日に続き午前10時からフィールドに出る。昨日より更に数度気温が高いようだ。 竹林の南側に広がる斜面にモンキチョウ♂を見る。この時期の個体は敏感で容易に近寄らせてくれない。一旦飛び立つとメスを探して低く長く飛ぶ。 キタテハ多い。今日一日で20頭以上出遭う。 畑の畔にベニシジミを見る。当然のことながら極めて新鮮。 越冬明けキチョウの飛翔を見る。 気分を変え、梅林でミツバチの飛翔を狙う。実は今シーズンから2台のカメラを新規に導入、うち1台の試し撮り。まだまだカメラの癖がつかめない。〔兵庫県東播磨〕

2月26日(晴れ) 週明けの仕事の都合で金曜夜から兵庫の家に帰る。 朝から晴れ間が広がり、気温はグングン上昇する。これならチョウは出ているはずだと確信しフィールドへ出る。 南向きの斜面の畑をを歩くとヒメアカタテハが飛び出す。当地では本種は幼虫だけでなく、蛹や成虫でも越冬していると思われる。 キタテハを見る。 湿地のハンノキ林にミドリシジミの卵を探す。例年に比べ少ないようだ。 先日、全国ニュースで放送されていた山火事の跡を見に行く。想像以上に広大な範囲が焼けていた。かつてヒメヒカゲの採集地として有名であった高砂市阿弥陀生息地の山の斜面の大半は焼けてしまった。〔兵庫県東播磨〕

2月13日(晴れ) 今年初めてチョウの撮影に向かう。向かった先は多摩動物公園の昆虫館。 温室の中に南国のチョウが舞っている。 本日出遭ったのは、オオゴマダラ、ツマムラサキマダラ、アサギマダラ、ヒメアサギマダラ、リュウキュウアサギマダラ、スジグロカバマダラ、ナガサキアゲハ、シロオビアゲハ、ベニモンアゲハ、カバタテハ、イシガケチョウ、ツマベニチョウ、キチョウ、ヤマトシジミの14種。 背景に人工物が写らないよう望遠レンズを使って撮影する。 2時間半、シャッターを切った回数は300回以上。〔東京都〕


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