◆今月のフォトアルバム

 

クロアゲハ  Papilio protenor

ハイビスカスの花で蜜を吸うメス。
当地のメスは本土で見られるタイプのメスとはやや違った班紋を有している。
しかし、翅の形状はほとんど同じだ。下段の八重山のメスは翅の形状からして異なっている。

2025年10月  沖縄県本島北部


 
 
クロアゲハ  Papilio protenor

生垣のサンダンカの花で蜜を吸うメス。
本土産や沖縄本島産に比べ、八重山産は翅全体が白っぽく、後翅の紅紋がよく発達する。
更に、尾状突起は太くかつ、短い。
これが更に台湾や中国本土に至ると、尾状突起自体が喪失してしまう。

2025年10月  沖縄県石垣島


 
 
シロオビアゲハ  Papilio polytes 

センダングサで蜜を吸うメス(右上)に背後から求愛するオス(左下)。
本種のメスは、有毒のベニモンアゲハに擬態した型と通常型の二タイプがある。
上記右上のメスはベニモン型だ。

2025年10月  沖縄県本島南部


 

シロオビアゲハ  Papilio polytes 

ハマセンダンで蜜を吸うメス(右下)に背後から求愛するオス(左上)。
上記のベニモン型のメスとは別種のように見える通常型のメス。

2025年10月  沖縄県石垣島


 

ヤエヤマカラスアゲハ  Papilio bianor 

ハマセンダンの花で蜜を吸うオス。
遠目からは黒っぽく見えるが、近くで見れば、後翅の上部(前翅と重なる部分)の青色が美しい。

2025年10月  沖縄県石垣島


 
 

オキナワカラスアゲハ  Papilio ryukyuensis 

ハイビスカスの花で蜜を吸うオス。
上段のヤエヤマカラスにくらべ、翅表は全体的に紺一色の印象だ。
個人的見解として、国内で見られるカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハのうち、特に美しいと感じるのは、
オスはヤエヤマカラスの第一化、メスは北海道産のミヤマカラスの第一化、かな?(笑)

2025年10月  沖縄県石垣島


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