◆今月のフォトアルバム

 

オナガアゲハ  Papilio macilentus

クサギの花を移動しながら蜜を吸うメス。
4月末から5月に掛けて、本種の春型メスは時々見かけるが、夏型メスはほとんど見ることがない。
蝶を25年以上撮影してきて、今回が初めての夏型メスの撮影となった。

2025年8月  兵庫県西播磨


 
 
アオスジアゲハ  Graphium sarpedon

樹木に絡まるノブドウの周囲を飛ぶ。
アゲハチョウとともに、本種は好んでこの小さな花へ蜜を吸いにやって来る。
高速で飛ぶため、カメラを振り回し、チョウを追跡しての撮影は困難!
あらかじめ画角や距離、シャッタースピード、露出を固定しておいて、ファインダーに本種が入る瞬間を狙う。

2025年8月  兵庫県東播磨


 
 
カラスアゲハ  Papilio dehaanii 

クサギの花の蜜を吸うオス。
黒系アゲハが集まるクサギを見つけ、鮮度の良い個体を選んで撮影する。
背景が明るく、被写体が暗いと露出はオーバー気味にセットする必要がある。

2025年8月  兵庫県西播磨


 

カラスアゲハ   Papilio dehaanii

クサギの花の蜜を吸うメス。
これほど新鮮かつ美しいメスはそうそう見かけることはない。
おしべが1本、翅に被ってしまったのと、おしべで“顔”が半分隠れたのが残念!

2025年8月  兵庫県西播磨


 

ミヤマカラスアゲハ  Papilio maackii 

クサギの花の蜜を吸うメス(右)とそのメスに求愛するオス(左)。
本種はオス、メスとも美しいため、本種に出遭うといつも撮影意欲がかき立てられる。
本種に限らず、2頭ともにピントを合わせたいときは、カメラと被写体が等距離になる位置取りが必要。

2025年8月  兵庫県西播磨


 
 
 
モンキアゲハ  Papilio helenus

クサギの花を移動しながら蜜を吸うメス。
カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハとも翅表の方が圧倒的に美しいが、本種は翅裏の方が美しい。

2025年8月  兵庫県西播磨


 

クロアゲハ  Papilio protenor 

土手に咲くキツネノカミソリの花を移動しながら蜜を吸うメス。
翅の欠けはもとより、わずかな擦れさえも見当たらない超新鮮個体!

2025年8月  兵庫県東播磨 


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