◆今月のフォトアルバム

 

ヒメヒカゲ  Coenonympha oedippus 

イヌツゲの低木にとまるオス。
名前は“ヒカゲ”だが、決して日蔭のチョウではなく“ヒナタ”のチョウだ。
*近年、当東播磨地方でも数を減らしています。採集の自粛に協力願います。

2025年6月  兵庫県東播磨


 
 
オオミドリシジミ  Favonius orientalis 

ヤマボウシの葉先にとまり占有行動中のオス。
関東で確認した本種の“テリ場”はどこも薄暗い森の中に朝陽が差し込む小ピークだったが、
当地の“テリ場”は必ずしもピークに拘らず、しかも明るい空間が多い。

2025年6月  兵庫県但馬


 
 
ウラナミアカシジミ  Japonica saepestriata 

満開のクリの樹、その隣に植栽されたのカキの葉にとまる。
当地ではそれほど数が多いわけではないため、本種を狙って撮影することは結構難しい。
いつも何かのついでに撮影している印象だ。

2025年6月  兵庫県東播磨


 

ヒサマツミドリシジミ  Chrysozephyrus hisamatsusanus 

ヒノキの枝先で占有行動中のオスが飛び立つ。
この日は全開翅することがなかったため、翅表を撮影するには飛翔を狙うしかなかった。
*プリキャプチャー(パスト連写)機能を使って撮影しています。

2025年6月  兵庫県但馬


 

ウラナミジャノメ  Ypthima multistriata 

ススキの枯葉にとまるオス(?)。
当地では近似種のヒメウラナミジャノメとは時期と活動エリアを違えることで棲み分けている。
6月、やや明るい草地で活動するのが本種。5月および7月、薄暗いところで活動するのがヒメだ。

2025年6月  兵庫県東播磨


 
 

フジミドリシジミ  Sibataniozephyrus fujisanus 

ツワブキの葉にとまり、静かに翅を開くオス。
風が吹いた日の翌朝はブナの根元の下草に降りていることが多い。
気温が上昇するとフラフラと舞い上がり、ブナの樹冠に戻る。

2025年6月  兵庫県但馬

 

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