◆2025年フィールド日誌

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4月3日(晴れ時々曇り、のち一時雨) 午後から雨との天気予報を信じて、午前9時半からフィールドに出る。目指すはいつもの小ピーク。ミヤマセセリは更に数を増し、遊歩道のあちこちで瞬間的な卍、それに続く追尾飛翔を繰り返す。気温が上がるとアゲハチョウ、ルリシジミの活動が活発になる。地表にとまるコツバメを見る。新鮮な♂、日頃は使わないプリキャプチャー(パスト連写)機能で飛び立つ瞬間を狙う。山頂で占有行動をすヒオドシチョウを見る。今日もギフチョウは姿を見せず。同好者から聞き取ったところでは、数日前から現れているらしい。天気予報通り、昼前から雲が厚くなり、雨が降り出し、即撤収。〔東播磨〕

3月31日(晴れ) 昨日よりは気温が上がっているものの、それでも肌寒い一日。日差しは強いが、午前10時時点では10℃に届いていない。自宅でダラダラしていても仕方がないので、フィールドに出る。この時期のお気に入り、小ピークに向かう。ミヤマセセリは数を増し、多くのオスが飛び回っていた。咲き始めたコバナミツバツツジでの吸蜜を確認する。多くのオスに混じって1頭のメスを目撃する。ルリシジミ多い。じっくり撮影してみればオオスレ個体。アゲハチョウも飛来し、パトロール飛翔を繰り返す。ヒオドシチョウが姿を見せるが、時を置かずして飛び去る。ギフチョウを期待したが、気配なし。山麓の畑の土手にツバメシジミ多い。ざっと見たところ、すべてオスだったが、あちこちで求愛行動を示す。午後1時半撤収。〔東播磨〕

3月29日(曇り時々晴れ、のち曇り) ここ数日来の暖かさは消え、季節は逆戻り。正午でも13℃しかない。この低温ならどのチョウも活発に飛ばないと判断し、南向きの田畑の土手で春の定番種、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ツマキチョウを探す。探し始めてすぐヤマトシジミ♂が飛び出す。新鮮個体。予想通り、あまり飛ばず、翅を広げ日光浴する時間が長い。引き続きツバメシジミ♂も姿を見せる。残念ながら翅表はすでにスレ部分が混じっていた。ツマキチョウは現れず。カンサイタンポポの花で蜜を吸うモンシロチョウ&モンキチョウを見る。ベニシジミは数を増している。ルリシジミ、ルリタテハ、キタテハ、テングチョウを見る。午後1時半撤収。〔東播磨〕

3月26日(晴れ) 黄砂の影響ですっきりとした青空、とはいかないが今日も朝から晴れ。午前9時からフィールドに出る。ここのところ通っている小ピークへ。23日確認したアゲハチョウと同一かどうか分からないが、今日パトロールしていた個体の右後翅は一部欠損していた。ミヤマセセリは数を増している。植栽のユキヤナギで蜜を吸うことも多い。ルリシジミ多い。ふもとの畑でキタテハ、ベニシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウを見る。とりあえず11時半撤収。一度自宅に帰り休憩。午後5時半から再びフィールドに出る。目的はガのライトトラップ。採集が目的ではなく、場所&時期でどのようなガが紫外線の灯り(ライト)に集まっているかを調査するためのもの。場所の選定が良くなかったのか、時期的にまだ早かったのかは分からないが成果は今一つ。最大の目的種であったイボタガはやって来なかった。午後9時半撤収。〔東播磨〕

3月25日(晴れ) 朝から晴れるが飛来している黄砂の影響か、空は薄くくすんでいる。午前9時からフィールドに出る。向かうは2日前に訪ねた小ピーク。少ないながらアゲハチョウ、ミヤマセセリが活動している。アゲハチョウは単一個体、ミヤマセセリは単一か、多くても2個体。今日は超ボロのヒオドシチョウが来ていた。仕方がないのでボロヒオドシを撮影する。ルリシジミ、テングチョウはポツポツと見かける程度。場所を変え、毎年コツバメが活動するポイントに行ってみるが、まだ姿なし。午後0時30分撤収。〔東播磨〕

3月23日(晴れ) 昨日に同じく、春本番の一日。午前10時の時点で18℃もある。郊外の小ピークに登る。期待通りミヤマセセリ♂の活動を見る。ピークではアゲハチョウがパトロール飛翔を繰り返す。ミヤマセセリ、アゲハチョウとも1頭のみの確認であった。ルリシジミ、越冬明けのキタテハ、テングチョウ、キタキチョウを見る。郊外の休耕畑ではモンキチョウ、モンシロチョウが活発に飛ぶ。昨年より継続観察中のウラゴマダラシジミについて、幼虫の脱出穿のあった卵の周辺のイボタの新葉を注意深く探すが、幼虫は見つからない。0時30分撤収。その時点での車外温度計は23℃を示す。〔東播磨〕

3月22日(晴れ) 昨日より暖かく、春本番を感じさせる一日。午前中は所属する保全団体「加古川の里山・ギフチョウ・ネット」の年に一度の総会。2025年度の活動について話し合う。午後から近場を回る。これほど暖かいと見かける種数、個体数ともぐっと増える。畑の土手で越冬明けキタテハの活動を見る。他のタテハとして、アカタテハ、ルリタテハが姿を見せる。林道では今日もテングチョウが多い。林道沿いの明るい日溜りで、羽化直後と思われる複数のルリシジミを見る。畑ではモンキチョウ、モンシロチョウ、越冬明けキタキチョウの活動が盛ん。ベニシジミ新鮮。アラカシの高所から飛び出したのはムラサキシジミのようだ。午後3時撤収。〔東播磨〕

3月21日(晴れ) 今日から春。正午時点で気温は15℃まで上昇しているが、南風が強く、それほど暖かさは感じない。10時からフィールドに出る。南向きの畑の土手に越冬明けアカタテハを見る。タンポポで蜜を吸っていたようだが、人の気配に敏感で近寄らせてくれない。モンキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミを期待したが姿を見せず。撮影地を変える。雑木林の中の日溜りにテングチョウを見る。同種が出遭うと瞬間的な卍飛翔を見せる。午後0時半撤収。〔東播磨〕

3月15日(曇りのち雨) 昨日までの好天が嘘のよう、気温は上がらず、ドン曇りで今にも雨が降り出しそうな朝。先週完了しなかったギフチョウ採集禁止看板の残り分を設置する。今日の設置枚数は少ないが低山のアップダウンの繰り返しで脚が疲れる。すれ違うハイカーから、「ご苦労様!」、と言葉をかけていただく。作業終了と同時に雨が落ちてくる。午前11時半撤収。〔東播磨〕

3月9日(晴れ時々曇り) 穏やかに晴れるとの予報だったが、西風が強く“穏やか”とは言い難い一日。正午で12℃、しかし肌寒い。11時からフィールドに出る。シーズン初見種を期待したがなかなか現れず。調査終了直前にやっとベニシジミが姿を見せる。カメラを構える間もなく、西風にあおられ流されていった。モンキチョウは確認できず。〔東播磨〕

3月8日(曇り一時晴れ) 肌寒い一日。気温は午前9時で5℃、正午で9℃。今月末からのギフチョウシーズンに備え、小野市来住町・下来住町両自治会から依頼されているギフチョウ採集禁止看板を設置する。広範囲のギフチョウ生息地に数多く設置するため、いつもこの作業では疲労困憊!今日も26枚設置するのに3時間かかってしまった。残り9枚は後日設置となる。気温は低いものの、里山の尾根歩きは実に爽快、すれ違うハイカーの皆さんもギフチョウのことは良くご存じで、“毎年、ご苦労様”と言っていただく。低温のため、チョウは一種類も姿を見せず。 看板設置作業の後、昨年秋から継続的に観察しているウラゴマダラシジミの卵塊を確認に行く。予想通りすべての卵が孵化済み。近傍の枝先の小さな新芽をチェックするが初齢幼虫の侵入孔は確認できず。午後1時撤収。〔東播磨〕

2月23日(晴れ) 冬型の気圧配置が続き、気温は低い。しかし、瀬戸内式気候の当地では朝から青空が広がる。12月に見つけたウラゴマダラシジミの越冬卵、そろそろ孵化する時期なので、状態の確認に出向く。日当たりの良いイボタではポツポツと新芽がほころびかけているが、卵の周囲の枝は日蔭にあるため、まったく新芽の気配がない。従って見た感じは12月点の状況と全く同じ。再度撮影し早々に撤収する。〔東播磨〕

2月15日(晴れ) ここのところ居座っていた寒気が去り、春のような暖かい日。午前10時からフィールドに出る。毎年オオムラサキ♂の活動が見られるピークの麓、森の中に生えるエノキにオオムラサキ越冬幼虫を探す。まず1本目のエノキ、すぐ見つかったのはゴマダラチョウ幼虫、次もゴマダラ、その次もゴマダラ。4頭目、ゴマダラよりもやや小さく、細く、背中には四対の突起、やっとオオムラサキの幼虫が出てきてくれた。しかし続かず、樹を変え、場所を変えても出てくるのはゴマダラチョウばかり。1時間半探してもオオムラサキはこの1頭のみ。東播磨に戻り、陽気に誘われ何か成虫が出ていないかといつもの暖かい土手を歩く。土手の野焼きあとの草地で静止するキタキチョウを見る。雲が出て、気温が下がったためか活動は鈍い。畑の柑橘類の小木にナミアゲハの蛹を探すが見つからない。午後2時撤収。〔播磨各地〕

2月1日(晴れのち曇り) 天気が崩れる前だが、午前中は穏やかで暖かい。 農業用溜池の土手に生えるヤナギにコムラサキの越冬幼虫を探す。この時期の池はどこも水が抜いてあるため、ヤナギの木の根元には簡単に近寄れる。まず一ヶ所目の池、簡単に見つかりそうな雰囲気があるが、探せど探せど見つからない。3~4本探してところで諦め、次の池に移動する。この池のヤナギはどの木も基部しかなく、枝は切り払われていた。逆にこちらの方が探しやすく、探索すること20分、ようやく枝の分岐部に潜む幼虫が見つかった。周囲に溶け込んだ見事な保護色!ゴマダラチョウの越冬幼虫探しとは比較にならないほど難しい。2頭目を探すが見つからず。〔東播磨〕

1月25日(晴れ) 昨日までの春の陽気はどこへ行った?一転、今日は朝から風が冷たい。所用をこなし11時からフィールドに出る。2007年以来、18年振りにヒメカンアオイ自生地でギフチョウ蛹を探す。難易度が高く、あまり期待していなかったが、探すこと約20分、浮き石の隙間に付いていたギフチョウ蛹を見事発見する。またひとつ春の楽しみができた。“今日はついているぞ!”と勝手に思い込み、余勢をかってミズイロオナガシジミの越冬卵を探すが見つからない。そうそううまくはいかない。午後1時撤収。〔東播磨〕

1月19日(晴れ) この時期にしては珍しく暖かい日。気温が上昇した午前11時からフィールドに出る。各所の田畑の土手で一斉に野焼きが行われ、白い煙が漂っている。いつもの土手を巡るが、ベニシジミ、モンキチョウとも姿を見せない。ついに2024年の成虫シーズンは終了した模様。来月後半まで約1ヶ月間の休みとなる。〔東播磨〕

1月11日(晴れ) 気温は低いものの風弱く穏やかな日。湿地のハンノキ林でミドリシジミ越冬卵を探すが見つからない。こんなことは未だかつてなかった。昨年の成虫シーズンでも極めて数が少なかった(例年の1/1000以下?)ことがまともに影響している模様。いつもの畑の土手に移動する。土手の法面に生えるスイバの根元でベニシジミ終齢幼虫(?)を見る。茎の赤色に見事に同調した体色だ。隣の株では緑色の2齢幼虫が潜んでいた。電柱の上にとまるコウノトリを見る。正午過ぎに撤収。〔東播磨〕

1月5日(晴れのち曇り) 天気は下り坂の空模様。所用をこなし、正午からフィールドに出る。雑木林の中では、ところどころでこぼれ日はあるものの、気温は低く肌寒い。これでは何も出て来ない。いつもの畑に移動する。土手の法面に咲くタンポポで蜜を吸うモンキチョウ♀、その♀に求愛する同種の♂を見る。メスは交尾済らしく、翅を広げ、腹部を高くあげ、交尾拒否の姿勢を示す。オスはしばらく執拗に交尾を迫っていたが、あきらめ、同じ花で蜜を吸い始めた。モンキチョウを撮影中、ベニシジミらしい影が風に流されていったが、同定できず。午後1時半撤収。〔東播磨〕

1月3日(晴れ) 典型的な瀬戸内海気候の冬晴れの一日。午前9時半からフィールドに出る。郊外にある公園のアラカシの垣根でムラサキシジミを探すが見つからず。マテバシイのどの葉にも食跡がないため、これではムラサキツバメは期待できない。いつもの畑に移動する。車外の気温は7℃。土手を歩くとポツポツとモンキチョウが飛び出す。しかしすぐ舞い降り、自ら飛び回るような活動はしない。たぶん気温が低くすぎるためであろう。土手のスイバにベニシジミ幼虫を探すが見つからない。〔東播磨〕

1月1日(晴れ) 年明けから快晴!朝から青空が広がる。午前10時からフィールドに出る。南向きのアラカシの並木にムラサキシジミを探すが姿を見せず。いつもの畑に移動する。車を降りたとたん、目の前のタンポポで蜜を吸う新鮮なモンキチョウ♂が目に入る。8℃と気温が低いためか、花を移動することなく、一つの花で蜜を吸い続ける。畑の土手を歩くとベニシジミが飛び立つ。残念ながらオオスレ個体、あと数日の命か?午前11時半撤収。〔東播磨〕


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