◆2024年フィールド日誌

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4月14日(晴れ) 朝9時、ギフチョウ♂がテリを張るピークに到着。気温が高いため、今日はこの時間から複数のオスがバンバン飛んでいる。残念ながら翅を破損している個体ばかり。正午までに、最多で6頭を確認する。ギフチョウに加え、アゲハチョウ4頭、キアゲハ1頭が入り、目まぐるしく追尾飛翔を繰り広げる。たまたま、モチツツジのつぼみにとまったギフチョウ♂、飛び立とうとするが脚部がつぼみのネバネバの表皮につかまって、そのまま飛び立てなくなりその場で翅をバタバタさせる。これを目視確認した他のギフチョウ♂が次々飛来し、メスかどうかを確認していく。絶好のシャッターチャンス到来、20分間で合計1000カット撮影する。ギフチョウ、最多で4頭がファインダーに入る。モチツツジのつぼみにつかまった哀れなギフチョウ♂は、20分後死力を尽くして脱出に成功する。正午過ぎに麓に移動、産卵シーンとコバノミツバツツジでの吸蜜シーンの動画撮影を試みるがことごとく失敗!今日の運は午前中で使い果たした模様。午後3時撤収。〔東播磨〕

4月13日(晴れ) 「加古川の里山・ギフチョウ・ネット」、今シーズン2回目の成虫観察会に参加する。一週間前にいなかったピーク、今日は2頭が飛んでいた。残念ながらすでに翅は破損していた。キアゲハやアゲハチョウも次々にやってくるが、今日は活発な追尾飛翔に至らない。散り始めたサクラで蜜を吸うの確認する。突然、ミヤマカラスアゲハ♂は現れ、サクラで蜜を吸う。動きが早くシャッターチャンスなし。すでに後翅を大きく破損していた。ルリシジミの交尾を見る。コナラの新芽からにじみ出ているらしい汁を吸うのはミヤマセセリ♀。撮影地を移動する。いつもギフチョウの産卵シーンが見られるポイントだが、今日は姿なし。イノシシの餌探しのため至る所を掘り返していることが影響しているのかもしれない。さらに移動する。開けた草地をギフチョウが横切っていく。スレ個体ばかりだが、なかに未交尾の超新鮮メスが混じっていた。さらに移動する。最後に訪ねたポイントにて、コバノミツバツツジで吸蜜するシーンを動画で狙うが、なかなかチャンスがやって来ない。数度のトライでやっと撮影成功。各地でルリタテハを見る。畑の土手にキタテハ多い。森の中で越冬明けクロコノマチョウを見る。午後2時半撤収。〔東播磨〕

4月7日(晴れのち曇り) 早朝から、昨日ギフチョウを撮影したピークに向かう。最初のギフチョウは9時12分に登場。以降、気温の上昇とともにギフチョウの数が増す。なぜか今日の撮影者は小生を含めてたったの3人だけ。逆にハイカーは多く、ひっきりなしにやってくる。ほとんどの皆さんがギフチョウをご存じなのに驚く。ギフチョウは最多で5頭が集まったところへ、更にアゲハチョウ3頭が加わり、目まぐるしく追い駆け合う。どの個体もコバノミツバツツジでの吸蜜はなし。3時間あまり撮影を続けるが、4月初旬と言えども日差しは強く、ばててしまった。午後12時45分、雲が出始めるとギフチョウは一斉に姿を消す。残っているのはアゲハチョウとヒオドシチョウ。ヒオドシチョウの今日の戦いの相手はチョウではなく、クマバチのオス。ミヤマセセリ、ルリシジミ多い。今日はキアゲハは姿を見せず。午後1時半撤収。〔東播磨〕

4月6日(晴れのち曇り) 所属する保全団体「加古川の里山・ギフチョウ・ネット」のこの時期恒例のイベント、ギフチョウ観察会に参加する。やや気温が低いながらまずまずの天気。最初に訪ねたピークでは1時間以上粘るも結局ギフチョウは現れず。アゲハチョウやキアゲハも姿を見せないため早々に移動する。次に訪ねたピークでは2~3頭のギフチョウ♂が活動中。多くのカメラマンが集まり、皆和気あいあいと撮影する。昼近くになると、アゲハチョウやキアゲハ、ヒオドシチョウも登場し、大混雑、いろいろな組み合わせで追尾飛翔を繰り広げる。ギフチョウは最多で3頭確認。午後1時を過ぎるとギフチョウは一斉に姿を消す。麓のヒメカンアオイ自生地でギフチョウ♀の産卵シーンを見る。今日もミヤマセセリ多い。ルリタテハの大型個体を見る。移動する。畑の脇の草地でヤマトシジミ♀、ツバメシジミ♀を見る。午後2時撤収。〔東播磨〕

4月2日(晴れのち曇り) 午前9時から各地のギフチョウポイントを回る。最初に訪ねた小ピーク、気温が低いためかまったく何も飛んでいない。午前10時半まで粘るが状況は同じ。やむなく移動する。明るい緩やかな谷筋にコツバメを見る。狭い範囲に4~5頭がテリを張っていた。次第に薄雲が広がってくる。次に訪ねたピークではギフチョウ♂1頭が活動していたが、残念ながら尾状突起は2本ともなし。他にピークで活動していたのは、ヒオドシチョウ、ルリタテハ、アゲハチョウ、ルリシジミ、ミヤマセセリ。午後1時撤収。〔東播磨〕

3月31日(曇り時々晴れ、のち曇り) 遠方からの友人とともに早朝からギフチョウ生息地を回る。午前9時半、小ピークでテリを張るギフチョウ♂を見る。昨日羽化した個体か超新鮮。時々枝にとまって休息しながら、パトロール飛翔を繰り返す。40分後に姿を消し、以降いくら待っても戻って来ず。ギフチョウが姿を消した後、入れ替わるようにアゲハチョウが登場する。ルリシジミやヒオドシチョウもやってくるが、雲が出ている時間も長く、昨日ほど活発に活動しない。ミヤマセセリ多い。移動する。モミジイチゴの葉にとまるトラフシジミ♀を見る。しばらく粘っているとやがて期待通り翅を開き始める。翅表の深い藍色がたいへん美しい。午後1時撤収。〔東播磨〕

3月30日(晴れ) 朝9時からフィールドに出る。カタクリの花は今が盛期。残念ながらギフチョウは現れない。明るい森の中でテングチョウ、キタテハ、ルリシジミを見る。小ピークに移動する。山頂に陣取っているのはカメラマンばかり、ここでもギフチョウは姿を見せていない。越冬明けヒオドシチョウ♂の占有行動、同種他のオスとの追尾飛翔を見る。アゲハチョウ新鮮、山頂付近でオスがパトロール飛翔を見る。ミヤマセセリ多い。メスもすでに現れている。サクラやコバノミツバツツジでの吸蜜を見る。越冬明けルリタテハを見る。車の運転中、畑ではモンシロチョウが数多く舞う。午後1時撤収。〔東播磨〕

3月20日(曇りのち晴れ) 石垣島3日目&今回の遠征の最終日。朝から強風が吹き荒れ、しかも朝の気温は17~18℃しかない。これでは何も飛ばない。今回の遠征で初めて山頂(ピーク)を回るが、予想通り北よりの強風が吹いていた。南斜面で北風がさえぎられている箇所を選び撮影する。当地で普通に見られる種ばかりだが、どの種もじっくり観察するとなかなか趣深いものがある。クロセセリ、オキナワビロウドセセリ、ルリモンジャノメ、ヤエヤマイチモンジ、クロテンシロチョウ、ジャコウアゲハ、リュウキュウアサギマダラ、ヒメアサギマダラ、ナミエシロチョウ、タイワンクロボシシジミ、ヒメウラナミシジミ、イワサキタテハモドキがその対象となる。午後から、一昨日昨日と訪ねたセンダングサが生える道路わきを見て回る。一昨日に出遭ったウスコモンマダラ♂に再び出遭う。翅の破損個所から同一固定なのは明か。なぜか今日はヤエヤマカラスアゲハは少ない。逆に今日多いのは、スジグロカバマダラとナミエシロチョウ、ミカドアゲハ。午後3時、すべての撮影を終了し帰途に就く。〔石垣島〕

3月19日(雨のち曇り) 石垣島2日目。“終日曇り”との天気予報は外れ、午前中から本格的な雨となる。北よりの風が強く、気温は20℃に届かず、撮影には厳しい一日。8時からフィールドに出る。小雨の中、ヒメウラボシシジミの活動を見る。採集者がウロウロするなか、ヤブに分け入り、静かに撮影する。次第に雨が強まり、撮影は中断、結局雨が止んだのは正午を過ぎていた。雨上がりに、当たりの草葉を注意深く見ていくといろいろな種が静止している。ネッタイアカセセリ、ヒメウラナミシジミ、タイワンクロボシシジミ、ルリモンジャノメなど。これらをじっくり撮影する。その後気温が上がり、空が明るくなると一斉にチョウが飛び始める。今日もセンダングサにやってくるヤエヤマカラスアゲハを狙い、気持ちを集中して撮影する。風が強まり、今日は早めの午後3時撤収。〔石垣島〕

3月18日(晴れ時々曇り) 石垣島での撮影初日。朝8時からフィールドに出る。山裾の公共施設のランタナにヤエヤマカラスアゲハが多い。ときにミカドアゲハ、アオスジアゲハが混じる。一通り撮影した後、バンナ公園に移動する。ここのランタナも同じく、ヤエヤマカラスアゲハを集めている。オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラも蜜を吸っている。ルリモンジャノメは多く、各所でオスがテリを張る。薄暗い森の中でせわしなく動くチョウを発見、慎重に近寄ればシロオビヒカゲであった。明るい日溜りに咲く白い花(種名不明)に多くのチョウが集まっている。そのなかで数が多いのがイシガケチョウ。1平方メートルに何頭いるか数えたら10頭を超えていた。コウトウシロシタセセリ、ヤエヤマイチモンジ、ナミエシロチョウ、クロツバメ(蛾)も混じり、“食堂”は大盛況!道路脇に咲くセンダングサにマダラやアゲハが多い。スジグロカバマダラ、アサギマダラが多く、ヒメアサギマダラ、ツマムラサキマダラ、リュウキュウアサギマダラと続く。マルバネルリマダラも確認する。アゲハで圧倒的に数が多いのはヤエヤマカラスアゲハ、これにクロアゲハ、ジャコウアゲハが続く。シロオビアゲハはたまに見かける程度。ヤエヤマカラスは翅の破損が少ない個体を選んで撮影する。オスは結構数が多いが、メスは少ない。帰る間際にやっとピカピカのメスが登場、じっくり時間をかけて撮影する。ナナホシキンカメムシを各所で見る。センダンの高所の花に舞うのはベニモンアゲハ。午後4時撤収。〔石垣島〕

3月17日(晴れ時々曇り) 沖縄本島2日目。天気予報では終日曇り、ときに雨・・・だったが、大外れで朝9時から快晴となる。沖縄、八重山の天気予報は実によく外れる。“信じる者は救われない!”の典型例。昨日の公園に向かう。天気は良いが、蝶影は今日も薄い。待つこと30分、ついに破損がないオキナワカラスアゲハ♀が登場するが、陽の当たる場所に咲く花にはやって来ず、奥まった暗いところに咲く花にばかり執着する。こんなところで光量不足に苦しむとは思ってもみなかった。続いてオスも登場するが、こちらも暗いところに咲く花ばかりを移動する。11時半までの2時間半、ジャコウ♂を除けば、黒系アゲハは20~30分に一度くらいのペースでしかやって来ない。結局、破損の少ないオキナワカラスアゲハはオスもメスもたった一度しかやって来なかった。雲が出始め、更にアゲハの飛来も少なくなったため、那覇に向かって南下する。那覇市内に入り、いつもの公園に向かう。シャリンバイやトベラの花は満開なのに何も来ていない。マメ科のピンクの大きな花(種名分からず)にウスキシロチョウが群れ飛んでいる。ときにツマベニチョウもやってくる。公園内の路上や芝生の上にタテハモドキが多い。ツマムラサキマダラ、リュウキュウアサギマダラ、テングチョウを見る。センダンの開花が始まっている。本土の5月中頃の季節の感じか。午後2時半、撮影終了。夕刻の便で石垣島に向かう。〔沖縄本島〕

3月16日(くもり) 昨晩の便で沖縄県那覇入り、本日から5日間日程で沖縄本島、八重山遠征をスタートする。午前8時の開店と同時にレンタカーを借り、北へ向かう。今回の沖縄本島での撮影目的はオキナワカラスアゲハのメス、一昨年来たときはオスばかりだったので、今回は満を持してのメス狙い。公園の一角、前回来たときはツツジも満開、黒系アゲハもわんさか飛んでいたのに今回は大違い!ツツジもアゲハもパラパラ!しかも空は曇っている。丹念にツツジの花をチェックしていくと、どこからともなく黒系アゲハが姿を見せる。まず現れたのはナガサキアゲハ♀、以降、モンキアゲハ♂、ジャコウアゲハ♂、♀と続く。ようやくオキナワカラスアゲハ♀が登場するが、翅が破損した個体。オスも次々やってくるがどれもこれもボロばかり。比較的新鮮なのはジャコウアゲハのみ。午前10時半まで粘っても、一向に状況が好転しないため、やむなく場所を変える。約40km走り、以前から有望とにらんでいたツツジ公園に到着。折からツツジ祭りが開催中で、花も人も溢れんばかりだが、肝心の黒系アゲハが全く飛んでいない。わずかにシロオビアゲハの大破個体を見るのみ。早々に移動する。これまで何度も訪れている山頂に向かう。しかし風強く、何も飛んでいない。午後2時半、ようやくスミナガシがテリを張り始める。最多で4頭が追い駆け合う。目前を通過するモンキアゲハ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、ツマグロヒョウモン、アオバセセリに反応して飛び立ち、追尾する。スミナガシ同士だと、追尾の他に直径約1mで二重螺旋状に空高く舞い上がることもある。リュウキュウヒメジャノメ多い。本日は1頭もマダラに出遭わず。午後4時撤収。〔沖縄本島〕

3月10日(晴れ時々曇り) 日差しは強いが北風が吹く肌寒い一日。最高気温は10℃。11時半からフィールドに出る。越冬明けのヒオドシチョウ、春一番のルリシジミを期待して小ピークに登るが、山頂には何もいない。雑木林の中の日溜りにはテングチョウも姿を見せていない。いつもなら咲き始めて、春の香りを漂わせるヒサカキも全く花を付けていない。例年より春の訪れは遅れ気味か?〔東播磨〕

3月3日(晴れ) 昨日より若干気温は高いがそれでも肌寒い一日。昨日完了しなかったギフチョウ採集禁止看板の残り分を設置する。今日の設置枚数は少ないが低山のアップダウンの繰り返しで脚が疲れる。すれ違うハイカーから、「ギフチョウに出遭える春の山歩きをいつも楽しみにしています」、と嬉しい言葉をかけていただく。作業終了後、いつもの畑に向かう。やや風は強いものの日差しは力強い。南向きの斜面にベニシジミ、モンキチョウの活動を見る。〔東播磨〕

3月2日(晴れのち曇り) 冬型の気圧配置の寒い一日。気温は午前10時で5℃、正午で8℃しか上がらない。今月末からのギフチョウシーズンに備え、小野市来住町・下来住町両自治会から依頼されているギフチョウ採集禁止看板を設置する。広範囲のギフチョウ生息地に数多く設置するため、いつもこの作業は疲労困憊!今日も3時間かかっても終了せず、残りは後日設置となった。気温は低いものの、里山の尾根歩きは実に爽快、すれ違うハイカーの皆さんもギフチョウのことは良くご存じで、“ギフチョウとの出遭いは春の山歩きの楽しみ”と言っていただく。低い気温のため、チョウは一種類も姿を見せず。〔東播磨〕

2月24日(曇りのち晴れ) 午前10時から晴れ間が広がるが、西風強く、全般的に肌寒い一日。11時過ぎからフィールドに出る。ウメの開花は早や終盤。何か吸蜜に来ていないかと丹念に探すが見つからず。竹藪に囲まれた日溜りにムラサキシジミを見るが、翅を広げてくれず、従ってシャッターチャンスなし。畑の土手の法面を飛ぶキタキチョウを見る。車で移動中、風に流されて飛ぶキタテハを見る。モンキチョウ、ベニシジミは姿を見せず。正午の気温は10℃。〔東播磨〕

2月18日(曇りのち雨、夕方から晴れ) 昨日より気温は高いが、またしても天気予報は外れ、11時過ぎから雨となる。太陽が顔を出さないと、気温が高くても活動するチョウはいない。わずかにキタテハの飛翔を見るのみ。二日連続で一度もシャッターを切ることなし。正午時点での気温は14℃、早々に撤収する。〔東播磨〕

2月17日(曇りのち晴れ) 晴れて暖かくなるとの天気予報は外れ、午前中はドン曇り、正午でも気温は10℃に届かない。これでは何も活動しない。ダメもとでいつものコースを回るが、一度もシャッターを切ることなし。車の運転中、一瞬出た晴れ間にモンキチョウ♂の飛翔を見る。〔東播磨〕

2月12日(晴れ時々曇り) 南西の風がやや強く、思ったほど気温が上がらない肌寒い一日。花をつけているウメの樹にテングチョウやアカタテハが来てはいないかと畑の縁を巡る。チョウよりも低温で活動するハナアブやミツバチを探すが、風が直接当たる樹にはまったく見られず、風が完全に遮られた場所に咲く花でポツポツと見るのみ。こんな状況ではテングチョウやアカタテハはやって来ない。モンキチョウ、ベニシジミも今日は姿を見せない。撤収した正午時点でも気温は9℃までしか達せず。〔東播磨〕

2月10日(曇りのち時々晴れ、一時雨、のち晴れ) 目まぐるしく変わる天気の一日。午前10時半からフィールドに出る。午前11時時点で気温は9℃、気温のわりに暖かく感じる。畑の法面の草地でキタテハを見る。撮影のため近寄ると敏感に反応して飛び立つ。モンキチョウ、ベニシジミは姿を見せず。モンシロチョウ幼虫はキャベツで活発に食餌する。正午撤収。〔東播磨〕

2月3日(晴れのち曇り) 北よりの風が吹くが、南斜面は意外に暖かい日。午前11時からフィールドに出る。気温は7℃、天気は良いがモンキチョウ、ベニシジミとも姿を見せない。スイバの根元にベニシジミ終齢幼虫を見る、体側と背に赤いラインのあるタイプ、スイバの葉の色合いに実によく似ている。収穫されずに残ったキャベツにモンシロチョウの幼虫を見る。静止しているのではなく、盛んに食餌のため活動していた。撮影地を変える。雑木林のなかのイボタにウラゴマダラシジミの卵を探すが見つからず。正午の気温は10℃、雲が出始め撤収。〔東播磨〕

1月28日(晴れのち曇り、のち雨) 午前10時半からフィールドに出る。思った以上に日差しは強く、春の気配を感じる一日。午前11時時点での気温は9℃。南向きの畑の土手にモンキチョウ♂を見る。1月末時点での目撃は初めてかもしれない。モンキチョウを確認でき驚いていたところへ、更に新鮮なベニシジミが姿を見せる。それも2頭。鮮度から想像すれば、ここ数日に羽化したもよう。今日の陽気に誘われたのか、越冬中のキタテハも飛び出す。畑の土手のスイバの根元にベニシジミ幼虫を見る。図鑑によればベニシジミの越冬は1~3齢の幼虫とあるが、今日確認したのはひょっとしたら4齢幼虫かも?池の土手のヤナギの根元でコムラサキ幼虫を探すが見つからず。ウメの開花始まる。〔東播磨〕

1月14日(晴れ) 朝は放射冷却現象で氷点下まで冷え込んだが、日中は日差しも強く、暖かい一日。午前10時からフィールドに出る。いつもの畑の土手でモンキチョウ♂を見る。翅の縁毛も綺麗に残る新鮮個体。どう見てもここ数日のうちに羽化した感じ。一旦飛び立つと飛翔時間も長く長距離を飛ぶ。セイヨウタンポポで蜜を吸うシーンを撮影する。畑の法面のスイバの株の根元にベニシジミ幼虫を見る。成虫は今日も姿を見せず。正午撤収。〔東播磨〕

1月13日(晴れのち曇り) 西寄りの風が強く、冬型の気圧配置だが、日溜りは結構暖かい日。展望台からの風景撮影のあと、河岸段丘に広がるイボタの茂みにウラゴマダラシジミの卵を探すが見つけられず。先シーズンは見かける成虫の数が少く、これが影響しているのかもしれない。湿地のハンノキ林でミドリシジミの卵を探す。こちらはいとも簡単に見つかる。しかし、産み付けられているのは、直射日光の当たらない位置ばかり、逆光下での撮影に苦労する。〔東播磨〕

1月6日(曇り時々晴れ) 終始曇りがちだが暖かい日。正午での気温は13℃。南向きの畑の土手では、陽が差すとモンキチョウが飛び出す。1月1日に確認、撮影した個体と同一個体のようだ。翅の破損は激しく、この生息地で生き残っているのはこれ1頭だけかもしれない。丹念にベニシジミを探すが見つからず。〔東播磨〕

1月1日(晴れ時々曇り) やや西風は強いが穏やかな日。正午前の時点で気温は10℃。11時過ぎからフィールドに出る。南向きの畑の法面で活動するモンキチョウ♂を見る。陽光が差すと飛び回るが、ひとたび陰ると活動を停止する。タンポポで蜜を吸うベニシジミを見る。12月29日に撮影した個体と同じか。モンキチョウとベニシジミのツーショットを撮影する。そのあと、モンキチョウの飛翔シーンを狙うが、なかなかうまくいかず。12時半撤収。〔東播磨〕


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